プラセンタは美容や健康に対する効果が高いことで、ハイドロキノンにならび美白剤として非常に人気のある成分です。プラセンタは医薬品の他に多くのサプリメントとしても販売されていますが、名前は知っていてもその機能について知らない人も多いはず。そこで本記事では、プラゼンタが体内でどのような仕組みで美容に役立つのかを解説します。
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プラセンタの意外と知られていない効果
プラセンタとは英語で胎盤のことを意味します。哺乳類の胎盤を利用して作られていますが、医療現場で用いられるものについては全てヒトの胎盤から抽出されたエキスが使われています。一方、サプリやドリンク剤で使われているプラセンタはウマやブタ由来の原料が使用されています。
現在では、この胎盤から安全に抽出した有効な成分を、「プラセンタ」と呼んでいます。美肌効果や更年期障害諸症状の緩和など、加齢による身体の衰えに効果があることからアンチエイジングの切り札として、多くの女性に愛用されています。
引用:学芸大駅前クリニック
もちろん、こうしたプラセンタは高圧蒸気滅菌など厳格な管理体制のもと製造されていますので、現在までにプラセンタが原因の感染症例は1例もありません。
美容だけでなく冷え性などにも機能
胎内で赤ちゃんを育てるために使われることからその栄養価は非常に高く、美容以外にも二日酔いやうつ病、冷え性の改善にも効果があると言われています。肌の改善については、プラセンタに含まれる成長因子が関係します。
赤ちゃんを成長させるためには細胞を作る必要がありますが、成長因子が存在することで急速に細胞を作り、赤ちゃんは大きくなることができます。このメカニズムをダメージを受けた肌に応用し、代謝を活性化させることで新しい皮膚組織を作ります。
シミの原因とプラセンタの効果
年齢を重ねることや紫外線を浴びることでシミが発生します。シミの原因はメラノサイトという色素細胞に刺激が加わり、酵素が活動することでメラニン色素を生成するからです。
メラニンが排出されないとシミになる
本来は日焼けをすることで肌を守るものであり、健康な肌であれば新陳代謝を重ねることでメラニン色素は剥落していき、元のきれいな肌に戻ります。しかし、加齢とともにその処理能力が低下していき、排出されるはずのメラニン色素が表皮に残ることでシミになります。
メラノサイトの働きを抑制しシミ予防する
プラセンタには抗炎症作用や活性酸素を除去する働きがあり、メラノサイトの働きを和らげます。炎症が起きなければメラニン色素が生成されませんので、シミの予防に繋がります。
つまり、プラセンタによってシミ予防の効果が期待できるのです。
既にできてしまったシミを取る、美白効果も
プラセンタから作られるエキスは厚生労働省が指定している成分です。
プラセンタが肝斑を薄くする
プラセンタを含有する化粧品には薬用化粧品や医薬部外品の記述があるものが多いです。日焼けによるシミだけでなく、多くの女性を悩ませる肝斑を薄くする効果もあります。当サイトでオススメしているアンプールにも高い美白効果がありますね。
本来持つ自然な肌色に戻す
また、合成された成分で作られる美白化粧品とは異なり、あくまでも抗炎症作用や新陳代謝の活性化を主な効果としているので、不自然に白くなり過ぎることがありません。本来持っている肌の色を上手く引き出します。
血行を改善しニキビの状態を改善
また、血行促進や体調の改善からニキビや吹き出物の治療にも効果を発揮し、肌の状態を良くすることで美白に繋げています。体全体のコンディションを良くすることで肌をきれいにします。
ターンオーバーを早めて美肌を作る効果も
肌の表皮層では、基底細胞が分裂することで表皮が作られ、古い表皮が外側へ押し出されます。角質層まで到達すると最後には垢となります。これらの肌の働きをターンオーバーと言います。
ターンオーバーは若い時では21日前後ですが、加齢によって周期が長くなります。
プラセンタの成長因子が新陳代謝を活性化
プラセンタは成長因子が含まれることから、新陳代謝を活性化し、このターンオーバーの周期を早くする働きがあるとされています。早く肌が作られることでシミの原因物質も排出されやすくなりますし、透明感のある白い肌を作ることができます。
プラセンタはサプリメントや注射、化粧水で摂取することができます。体の中から効いていくことや、費用や手間の面からも、サプリメントで摂取するのがオススメです。
副作用は少ないが事前にチェック
副作用についてはごく稀にアレルギーを発症する方がいますが、タンパク質が原因となるものです。思い当たる方は服用前に医師や薬剤師に相談しましょう。